2016年03月25日

無題

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『歴史を愛し、名節を重んずるものは、暫く此処に歩みを止めよ。此処は「池田屋騒動」の跡地也。』

月の初めに訪れた「池田屋」でグラスの下に敷くコースターに書かれている文面です。
(いまさら訂正:刀を買いに行ったのは西京極ではなく、新京極でした―――てへぺろ)

この文面にこの店を作らはった人の想いが書かれているようで、普段なら何気に読みすごしてしまうところでしたが、使わずに持って帰ってきてしまいました。
わざわざ池田屋騒動の跡地を買い取ったのはもちろん商売として成り立つ為でもあったのでしょうが、
この店を立ち上げた人物自身が歴史を愛し、まさにそれが刻まれた場所に時代に想いを馳せたからではないでしょうか。

つい先日も殺陣の稽古会というものに参加してきました。
参加者は老若男女問わず、今まで刀など振ったことも持ったこともないだろう若い女性の多さに驚きました。
時代劇が廃れてしまったという昨今、なのにこんなにも大勢の人が殺陣をやりたいと思うのです。
別に芝居で必要だからというわけでもなく、武道をやりたいというわけでもないのに、です。
武道がやりたいなら剣道を習えばいい。なのになぜ殺陣をやるのか・・・?
単に格好つけたいから。普段できないことをやりたいから。理由は様々でしょう。
だけど根本にあるのはやはり刀の時代・・・侍が居た時代に憧れるからなのではないかと思います。
自分の信念を貫き、真っ直ぐに正直に、成すべきことをしっかりと見据え、己に誇りをもっていた侍達のように自分も生きたい。
きっと現在の自分を取り巻く環境に不満を言うのではなく、そんな中でもしっかりと自分という人間を生きたいと思っているのだろうな。

今回の舞台はまさしくその池田屋であり、登場人物は現代に生きる若者たちです。
過去の人間が遺せるものは未来、希望。ならば現代の人間が還せるものは?

等身大の彼らを通して観ている方もふとそんな想いにとらわれるような・・・
そんな舞台になることを切に願う過去パートの人間でした。もちろん過去パートだって伝えたい思いは同じなのです。

なんだかおセンチな日記になってしまいましたが、ハレンチよりはマシだろう。
今回の作品はなぜかやたら私を感傷的にさせてしまうのです。

さぁさぁ、明日もお稽古ですよ!
イベントも終わった。後は本番に向けてまっしぐらだ!
posted by さくらさくらカンパニー  at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016 NOSADA〜ようこそ池田屋へ〜
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