
2月から始まったお稽古も、気づけばもう3月!
日々は過ぎていくんだなぁ…なんて感慨深げに言ってる場合ではないっ!!
先日は油小路のシーンの演出が付きました。
さくら史上、最も悲しいシーンや…って思います。
平助役のまゆちゃん(久音)の見せ場中の見せ場!
(…とプレッシャーかけてみたりするw)
藤堂平助…土方さんたちと江戸からのメンバーでありながら、伊東甲子太郎と共に御陵衛士として新選組から離脱してしまう、彼の心中の辛さったらなかっただろうなと。
新選組の物語って史実だから、どんなに美化しても?とても切なく悲しい。
今回も普通にやってしまうとそうなる…けれど、伝えたいものはそれじゃない。
志を持って生きて死んで行った人達の想いや人生を、今を生きる私たちが演じる。
爽やかに未来に向かって生きていく…
今生きていることがいかに尊いことか。
ロシアがウクライナを攻撃して、世界情勢がとんでもない事になっている今、私たちは人と人の争うことの無意味さも毎日のように考えさせられる。
なぜ今なお幕末に魅力を感じる人がこんなに多いのか?
彼らが今の私たちに送るメッセージって何なんだろう?
志や目標に向かってひたむきに走った人達が活躍した時代。
今の時代のように守られてもないし、自分で生きる道を選んでそこに責任をもって、潔く生きて死んでいく…そんな爽やかで潔い人達の人生。
私にはまだその覚悟がわからない…
いや、一生わからないんだろうけど、必死にその気持ちを追いかけていきたいと思う。
そうする事で自分の人生の目標や生きる意味を見つけられる気がする。
そして自分が沖田総司を演じるのに、「いつかやりたい」と思いながらも「そうなったらすごく大変だ」と思っていた彼の人生がメインの作品。
もちろん殺陣とも向き合わないといけない。
とてもヘタレで緊張しぃの私だけど…彼の想いや人生に気持ちを馳せる時、そんな事で緊張してる場合じゃないと思えます。
ちゃんと伝えたい、ちゃんと演じたい。
今はその気持ちでいっぱいです。
もちろん史実の彼がどんな人でどんな人生だったかはわからないけど、駆け抜けた彼の人生の尊さは史実から想像するだけでも十分にわかる。
良い作品にしたい。
彼らの故郷東京日野と、彼らが活躍した関西で舞台に立たせて頂ける事に心から感謝しながら、稽古に励んで本番に向かいたいと思います。
k-kappa