2022年03月24日

実感、実感、実感

image0.jpegimage1.jpegimage2.jpeg3月も残り少なくなってきました。
かっぱです。
こんばんは。

2月から始まったお稽古は「まだ先月始まったばかり」と思っていたら、4月が目の前に。

おみつ姉さん(いわい)の鬘合わせがあったり、山崎さん(福来)とのON LINE稽古があったり…
本番に向かって、どんどん日々が過ぎていく実感が湧いてきています。

今回の作品は沖田総司の視点から、彼を取り巻く人達との出会いや別れを取り上げています。
まだまだ物語の流れがラストに近づくほど、メンタル持っていかれそうになりながらお稽古しています。

……現実の彼がどんな人だったかは分からないけれど、肺結核のために戦線を離れ、たった1人で死を待って時代の流れを見届けなければならなかったのは事実だと思います。

一つ一つの別れはどんなにか辛かっただろうし、心も身体も本当に苦しかっただろうけれど、そこから彼は何を感じどんな思いでこの世から去っていったのか?

短い生涯であっても、多くの友の死や時代を見てきた彼が何も感じず、見つけることもなく死を迎えたとは思えない。
きっと彼は人生の中で、彼だけの行き着ける領域にたどり着いたと思う。

…まだ私はそこに行き着けないから…稽古を重ねても見えなくて、ただ苦しくてお稽古が終わる頃には大抵頭痛と疲労に見舞われまくっている。
「別れと辛さを通り越した向こうに、彼は爽やかに風のように去っていった。誰もが爽やかにそれを感じ事の素晴らしさを感じ取れるように」
そんな作品になってほしいとの演出意図。
本番までに自分がそこへ行きつかないと、この頭痛と苦しさの中で本番を迎えないために…

きっとそれは彼の時代でいうなら「武士道」というものかもしれないし、私たちの感覚でいうなら「プロ意識で当然行き着くべき感覚」というのかもしれない。
いずれにしろ、こりゃマジで大変なことです。

まだまだ足りない覚悟が。
自覚が。
努力が。

ちゃんと目を背けないで、見つめなくてはいけないな。彼の人生も自分の未熟さも。
もっともっと強くなって、成長したい。
前を向いて進んでいこう。
沖田総司という人の人生を世に伝えたいから。
posted by さくらさくらカンパニー  at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2022 MUGEN〜ユメウツツ〜
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