2011年08月03日

【相寄添】何気ない会話

むつきです。
Youtubeで、浩さんと溥傑さんの映像を見てました。

何本か見たけど、ほとんどが当然ですがドキュメント構成で、お二人の半生を描いたものだったのですが、やはり近年までご健在だったのでご本人たちの映像が残っています。
どの映像でも浩さんの隣には夫・溥傑さんが寄り添い、たくさん残る写真やエピソードの通りに腕を組んで、一緒の歩数で歩いていらっしゃいます。

「仲が良すぎて、娘の私でさえ一緒にいるのに気を使う」とインタビュアに答える娘さん。
史料や自伝はあらかた読んだけど、やはり生身の人間が語る映像からはまた違った印象を受けます。

溥傑さんがインタビュに答えている映像もあるのですが、それはもうびっくりするような流暢な日本語で。
ドラマ「流転の王妃」で竹之内豊演じる溥傑さんが最初は訛りのあるカタコトの日本語なのですが、そんな風では全然ありませんでした。

インタビュは、年老いてもお二人がずっとずっと気にかけて、心に留めて行動していたのは「日中友好」というその強い想いだったのだな、と伝わるものでした。


私自身の立場や環境において「日中韓友好」については、きっとちょっと想像つかないくらいに強く願っているわけですが、そういう意味では、想像ではなく実感としてお二人の気持ちに近付けるかもしれないと思います。
(なので、国交に響くようなニュースがあるとホント鉛飲んだみたいな気分になります…)


お二人が北京を訪ねている映像がありました。

坂道を、一歩一歩ゆっくりと清朝先祖の墓陵に向かう溥傑さんと浩さん。
後年体調を崩されていた浩さんの歩みはゆっくりで、溥傑さんはそんな浩さんから視線を離さず、いつものように腕を組んでそっと支えていました。

小高い丘で、浩さんはインタビュに応えるのとは違う口調で、溥傑さんに語りかけます。

「お金持ってる?」
「持ってるよ。何に使うの?」
「サイダーでも飲みたくなっちゃたわね」

当たり前の日常を、当たり前に過ごせるようになるまで、お二人(に限らずですが)が歩んできた波乱の時間を、すっぽりと覆い隠してしまう、やさしい口調の応答でした。

この穏やかさ。
舞台でどうやったら演じられるのか…大きな課題です。

posted by さくらさくらカンパニー  at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011 望郷ラプソディ
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