さて、公演も終わり次の目標に向かう前に、本作品を振り返っておきたいと思います。
シュバルツ(黒)・・・というのが私、大浦の役名でございました。
作品の中では、エリザベートとルードヴィッヒを取り巻く様々な人物にコロコロ変化しておりました。
さて、何役やっていたでしょう?
正解は・・・
マクシミリアン(エリザベートの父)
フランツ・ヨーゼフ(エリザベートの夫)
ワーグナー(ルードヴィッヒお気に入りの作曲家)
デュルクハイム(ルードヴィッヒの忠臣)
侍女(エリザベートのお世話係)
以上が台詞を発した人物でした♪(誰も忘れてないかな?)
そんな中でも、特に出番が多かったのがフランツ・ヨーゼフ。
言わずと知れたオーストリア皇帝です。
エリザベートを心から愛しながらも、その愛を得られなかった皇帝。
だって生まれながらの皇帝ですもの。皇帝であること=生きること。
そんなフランツにとって、皇帝の義務よりも愛を求めたエリザベートの気持ちって最後まで理解できなかったんじゃないだろうか。こんなにも愛し合っているのに、何故2人はそこに幸せを得られなかったのか・・・そんな悲劇を演じたいと思いました。
宝塚などの舞台でも様々に描かれている2人ですが、さくら2の舞台の中の2人は他のどの作品の2人よりも愛し合っていた。愛したからこそのすれ違いを描きたかったのであります。伝わったかしら?
さてさて、フランツの他にも色んな人物を演じたわけですが、私の中で一押しは何と言ってもマクシミリアン。
もうもう・・・立ち稽古した初回から、一度も迷うことなく突っ走ったのがこの役でして(^_^;)
パパのシシィへの溺愛っぷりと、2人の自由奔放っぷりが気持ちよくて・・・
まさに
「ノンストレス」
な場面でした。多分見てる人にも伝わったと思います(^_^)
そして一番苦労したのはと言いますと、これはもう絶対この人「デュルクハイム」
BGMに流れるワーグナーの派手派手な音楽に邪魔され、突然出てくる歴史的説明ゼリフに翻弄され、最後の最後まで自分のペースで台詞が言えずにいたこの場面。心から台詞を口にできるようになったのは、実は本番1週間前でした(T_T)
色んな人物を演じ分けててすごい!と言ってくださる方もいましたが、基本的には演じ分けるも何も・・・全部別人なんで・・・自然と別人になっちゃうんですよー(^_^;)
でもこういうコロス的な役は、昔から一度はやってみたいと思いつつ叶わなかったので、今回シュバルツという役をもらって本当にラッキー♪嬉しいっ♪と思えました。またこういう役やりたいな・・・(と、さり気に中野さんにアピール)
ではでは皆様、次なる舞台でお会いしましょう。
posted by さくらさくらカンパニー at 00:00|
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大浦薫